ヘアメイクというのは人と人が接する場所です。
一つの作品を異業種のプロが力を合わせて作業を進めることが多いため、特に人間関係の難しさは仕事をする上で大変な面といえるでしょう。
強い精神力が必要
コミュニケーション能力が必要なことはヘアメイクアーティストに限らずあらゆる業種で必要なスキルとなりますが、その中でもメンタルケアの技術も必要となるのがこの仕事の大変なところです。
例えば、モデルや女優、役者さんなどいつも美しく自信に満ち溢れた人ばかりだとイメージするかもしれませんが、その日の体調等によっては、精神的に不安定になっていることで簡単に気に入ってもらえるようなヘアメイクを完成させることが出来ない事もあるかもしれません。
信頼関係があって素晴らしい作品を作ることができるため、モデルや役者さんの抱える心の問題を少しでも取り除けるようフォローできるスキルも要求されます。
その他にもブライダル関係で仕事をする場合、結婚式の準備で忙しくしている花嫁さんの中にはマリッジブルーになり、イライラしていることも多いはずです。
ヘアメイクさんが一生懸命作り上げたヘアスタイルが気に入らず、いつまでたっても納得のいくヘアが作れないというケースも少なくありません。
イライラしている花嫁さんは時にヘアメイクさんに冷たい言葉や態度を示すこともあるかもしれませんが、そこはグッと我慢して心のケアに集中するのもまたこの仕事の大変なところです。
不規則な生活習慣
サロンや写真スタジオなどに就職した場合はある程度決まった時間で働くことができます。
しかし、映像や舞台、雑誌やブライダル関係の職場を選択した場合には拘束時間の長さや休日出勤、残業に突然の呼び出しなど生活習慣がかなり乱れることが予想されます。
そのため体力には自信がある方でなければ仕事を長く続けることはできないでしょう。
また子育て中のママや主婦業と両立させることも難しい場合があります。
若い人やこの先のキャリアアップなどを目指している方はこの苦労を乗り越えてこそ、独立やフリーへの道も広がる可能性があります。
ですが「のんびりと仕事を続けたい」「空いている時間で働きたい」という方にとっては働く先をしっかりと選ばなければ、不規則な生活習慣で苦労することは間違いありいません。
限られた時間内で完成させるスキル
ヘアメイクアーティストの仕事は自分が納得するまで、いくらでも時間をかけていいというわけにはいきません。
限られた時間内でヘアメイクを完成させるスキルがなければ、異業種の方と上手く仕事を進めることはできないからです。
特に、ショーで活躍するモデルのヘアメイクを担当する場合は次から次へとモデルのヘアスタイルをファッショに合わせてアレンジする必要がありスピードは必要不可欠です。
また、スピーディーにできたからといっても完成度が低ければ、それだけ評価を下げることになります。いかに限られた時間内で最高クラスの完成度にもっていけるかどうかも、一流を目指すためには必要なスキルとなります。
ヘアメイクアーティストの仕事と資格に興味がある方
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